10/12-14「盛岡手づくり村秋まつり2019」開催決定!

釜定さんへ行ってきました

釜定さんへ行ってきました

こんぬづわー、岩手県盛岡市地域おこし協力隊きのぷーです。

先週の岩手革さんに続き、今週も企業訪問に行って参りました。
今日は盛岡市役所のすぐ近く、紺屋町にある南部鉄器工房「釜定」さんを訪ね、代表の宮伸穂さんと面会してきました。

明治末期に初代・宮定吉(代表の祖父)が創業し、現在3代目。
「釜屋の定吉」で、釜定と呼ばれていたそうで、それがそのまま屋号になったようです。

釜定さんの鉄瓶
釜定さんの鉄瓶

この道40年の3代目の職人さんですが、意外にも、経営者の視点で興味深い話を聞くことができました。

・人材育成は大事。人材の流れが途切れると、元に戻すのに時間と労力がかかる。
・ある程度時間と経験を積まないとスキルが上がらない。どの分野にも言えること。負荷をかけないと身に付かない。
・家業を継いだ時に作業環境の整備を最優先で取り組んだ
・技術革新のために徹して勉強し、悪戦苦闘しながら取り組まれた
・若いころにフィンランドで生活した経験がものづくりに生かされている
・鉄器づくりにおいて、「溶解」の行程がいかに重要か

・技術もやり、商品開発もし、マネジメントもやる。
 小規模の工房さんはみんな大変だと思うよ。

などなど。

こうした方々の、血のにじむような奮闘ありて、
盛岡のものづくりが今日まで続いてきたのですね。
本当に頭が下がる思いです。

鉄瓶以外の製品も数多く手がけておられます
鉄瓶だけ、茶釜だけ、と一点ものに特化せず、時代に即した商品開発を手掛けてこられました。
「南部鉄器の「南部」を取った、ただの鉄器でも、共感して使ってもらえるようなものを作ってきた」と語っておられたことが印象的です。ここに釜定さんの哲学、鉄学を見た思いでした。

代表との面会が終えた後は、特別に店舗の裏側にある工房を訪ね、製造現場を見させていただきました。昔ながらの工法がほとんどですが、サンドプレッシャーなどを導入し、一部の行程を機械で行うことで、作業効率やコストダウンに大きく貢献していることを知りました。

必ずしも、機械化が悪いことではなく、使いようによっては、強力な武器になるのですね。

またひとつ、勉強になりました。

釜定さんのことにつきましては、是非こちらもご覧下さいますと幸いです。
「cotogoto コトゴト」

南部鉄器の表札
このような表札まで製造されておられるそうです。頼めば作って下さるようです。